GOLF6 GTi
2009年から日本市場に導入された、GOLF6 GTi。
シングルターボチャージャー搭載で、相変わらずの2Lターボの楽しさは周到されているモデルである。
GOLF6 GTiからMTは日本市場には導入されずに、DSGのみのラインアップとあるが、壊れやすいなどの話がSr-5からあるだけに、チューニングをする上でのネックになりかねない部分が残る。
サーキット派は、旧モデルのGOLF5 GTiでアタックされる方が多いと聞く。
理由は、Sr5の方がアレコレと出来がよいと言うわけだが、ことさらエンジン性能だけに話を絞れば、当社ノーマル比較データーは以下の通りだ。
Golg5 GTiとGolf6 GTiのノーマル同士の比較
先ず、低速域のトルク、特に3500rpm辺りまでの低速域は明らかにGOLF5 GTiに分がある。
Sr5とSr6の乗り比べをした場合に、先ずドライバーが顕著に感じるポイントであると推測する。
ただ、Sr6にも優位な点がある。
3500rpm~4700rpm辺りまでのトルクが少し背くびれ的な感じで、一端トルクがさらに薄くなるのであるが、後半のエンジンの伸びは明らかに良い。
Golf5 GTiでは、6000rpmチョッとで頭打ち感が出るものの、Golf6 GTiでは7000rpm手間まで伸びる。
このポイントは見逃せない。
コーナー~コーナーへ。
シフトレンジの幅が大きいとドライバーには負担が少なく、ストレスを抑えてシフトチェンジに専念できる。
同じエンジンであっても、Sr5とSr6とでは大きな違いが見られる。
27MS流 Golf6 GTiのDMEチューニング
さて、当社ではGolf6 GTiを以下の様な味付けにした。
Golf6は後半のパワー感はノ-マルでも、結構な性能が発揮されている。
つまりは、後半の伸びは大きくはセット変更が難しいと言うことでもある。
むしろ、Golf5 GTiとの比較で弱点扱いされる3500rpmまでの立ち上がりのブーストや、4700rpm辺りまでの、中速域の厚みを出して、より全体的にトルクフルなSr6に仕上げました。
さらに一歩乗り易くなったGolf6 GTiと言った感じです。